沖の方から小雨が近寄ってくる

小雨近づく

 

 

   たかが親睦大会とはいえ、ルールがないと秩序が怪しくなる。だから、ルールがつくってある。だからといって、時計の使い方もよく分かっていない人が参加しているような親睦大会で、相手が時計を押すタイミングをうっかりしたからといって、ルールを楯に自分の勝ちだと騒ぐ人がいると、私は「げんなり」する。

   故意でもなく(時計の使い方がわかっておらず誤操作しただけ)、また、双方残り時間も多く、勝敗に直接的に影響しないルール違反なのははっきりしていた。さらに、周りから(ちなみに私の対局相手:チームメイトの情報では、関東のガチの競技大会で上位に行くような人)「許してやれや。」という声がかかっているのに全く聞く耳持たずだった。

   時計を止めて、正常な状態に戻して再開すればいいだけのことではないか、盤上で決着をつける(勝つ)気持ちはないのか(ないとすると、精神がへたれすぎる)とつい思ってしまい、今回は団体戦で他のメンバーに迷惑がかかるから、すぐに立ち去ることはしないけど、次の参加はないな、とまで思ってしまった。

   まあ、こんな神経(美意識?)では、大会の運営者は全く務まらないだろうし、友達の輪も広がってはいかないと思うけど、どうやらこれは、私にとっては、譲れない一線のようだ。

   ちなみに、主催者が準備した予備チーム(なにかの拍子に不参加チームが発生したときの控えチーム)の一人がそういう態度であったので、私の「げんなり」はとてもとても強かった。「げんなり」を超えて「怒気」が生まれかけていた。

   ルールは守ってもらわないといけないが、それとは別の話で、ルールで人を叩く行為は「切実な必要」がない限りやらないほうがいい。勿論、必要があれば当然私だってルールで人を叩く。なので、必要かどうかの判断が違ったというだけのことだが、私にはとても大事なことだ。

 

おまけ:私の対局の対局時計
   中盤の入り口あたりで、時計を押したときに針が動いてないことにふと気がついた。「うん?」とつぶやいたら、相手が時計を手に取って確認して、電池が入っていないことが分かった。「時計なしでうちませんか?」ともちかけて承諾してもらい対局を継続した。

   こういう状態が起き、こういう妥協のできるような親睦大会であっただけに....。